NotebookLMで経理DX!メリットや具体的な活用方法を解説

NotebookLMで経理DX!メリットや具体的な活用方法を解説

SkillStack Lab 運営者の「スタック」です。

最近はAIツールの進化が早すぎて、ついていくのがやっとという感じですよね。特に数字やルールが厳しい経理の現場では、AIをどう使えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ネットで最新の情報を探すと、notebooklm 経理といったキーワードが注目されているようです。

私自身、事務作業の効率化には並々ならぬ関心があるのですが、このNotebookLMはまさに経理の皆さんが抱える情報の多さを解決してくれる可能性を秘めています。

使い方の基本から気になるセキュリティ、pdfの読み込み、導入にあたっての料金のことまで、私が実際に調べて試してみた感覚をベースに分かりやすくお伝えできればと思います。

この記事を読めば、明日からの業務が少し楽になるヒントが見つかるはずですよ。

経理DXにおけるNotebookLM活用のイメージ画像。山積みの帳簿とタブレット上の仕訳データ。
この記事で分かること
  • NotebookLMが経理業務の正確性をどう高めてくれるのか
  • 自社のルールに基づいたAIアシスタントを作る具体的な手順
  • 機密データを扱う上で絶対に外せないセキュリティ設定のポイント
  • 計算ミスを防ぐためのAIとの上手な付き合い方と役割分担
目次

NotebookLMの経理導入で得られるメリット

まずは、なぜ今NotebookLMが経理の世界でこれほど話題になっているのか、その理由を探ってみましょう。

従来のAIとは一線を画す、その特徴について深掘りしていきますね。

一般的なAIがインターネット情報を参照するのに対し、NotebookLMがアップロードされた社内文書(ソース)のみを参照する仕組みの比較図。

経理業務におけるNotebookLMの使い方の基本

経理の仕事って、とにかく「確認作業」が多いですよね。請求書、領収書、そして分厚い経理規定。

NotebookLMの使い方の基本は、これらの資料を「ソース」としてAIに読み込ませることから始まります。

一般的なAIがインターネット上の広大な知識から答えを探すのに対し、NotebookLMは「あなたが渡した資料の中だけ」を見て回答してくれます。これが経理業務と相性抜群なんです。

例えば、自社独自の出張旅費規程や勘定科目処理要領をアップロードしておけば、AIがそのローカルルールを完璧に把握した状態で、社員からの「これって経費になりますか?」という質問に答えてくれるようになります。

まさに、自分たち専用の「一時的な脳」を持てるような感覚ですね。

ノートブックという単位で情報を整理

NotebookLMでは「ノートブック」という単位で情報を管理します。「経理規定用」「2024年度決算用」「監査対応用」といった具合に、目的ごとにノートブックを分けるのがコツです。

これにより、異なるプロジェクトの情報が混ざることなく、常に最適なコンテキストでAIと対話できるようになります。

RAG技術で情報の根拠を明確にする仕組み

「AIはもっともらしい嘘をつくから怖い」と感じていませんか。これを防ぐのが、NotebookLMの核となるRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)という技術です。

通常のAIは学習したデータから確率的に言葉を紡ぎますが、NotebookLMはソースに書かれていることだけを「正解」として回答を構築します。

最大の特徴は、回答文の中に小さな引用符が表示され、そこをクリックすれば即座に原文の該当箇所にジャンプできる点です。

この「根拠を数秒で確認できる」という安心感は、正確性が絶対的な価値である経理担当者にとって、何物にも代えがたいメリットになります。

わざわざPDFの目次から該当ページを探す手間はもう必要ありません。

回答の根拠がワンクリックで確認できるため、人間によるダブルチェック(監査証跡の確認)が劇的に効率化されます。これはハルシネーション(嘘)のリスクを最小限に抑えるための画期的な仕組みですね。

NotebookLMが社内規定に基づき回答し、回答の根拠となった原文へワンクリックでジャンプする操作画面のイメージ。

Google Workspaceによる強固なセキュリティ

経理データを扱う以上、セキュリティは最優先事項ですよね。notebooklm 経理と検索する方が一番心配なのもここだと思います。

結論から言うと、企業向けのGoogle Workspaceアカウントで利用すれば、アップロードしたデータがGoogleのAIモデルの学習に使われることはありません。

データは組織の境界内に閉じられた状態で管理され、他の顧客のデータと混ざることもありません。

2025年以降、NotebookLMはGoogle Workspaceの「コアサービス」として位置づけられており、エンタープライズレベルの保護が適用されています。

一方で、個人の無料Googleアカウント(@gmail.com)では、サービス改善のためにデータが利用される可能性があるため、機密情報を扱う実務での利用は厳禁です。

必ず会社のアカウントであることを確認してくださいね。

企業向けGoogle Workspaceと個人向けアカウントでのデータ学習・保護の違い、および運用ルールを示すセキュリティ比較表。

未公開の決算データや従業員のマイナンバーといった高度な機密情報は、いくらセキュアな環境でもアップロードを控えるか、あらかじめマスキング(黒塗り)を行うといった運用ルールを定めておくのが安全です。

PDFや音声を一括で読み込むマルチモーダル機能

NotebookLMのすごいところは、テキストデータだけじゃない点です。

PDFはもちろん、Googleドキュメント、テキストファイル、さらには会議の音声データ(MP3やWAV)までソースにできます

1つのノートブックにつき最大50個のファイルを入れられ、1つのファイルは最大50万語まで対応しています。これは、電話帳のように分厚いマニュアルを何冊も丸ごと読み込ませることができる容量です。

例えば、監査法人との質疑応答を録音してアップロードし、「前回の監査で指摘された固定資産の減損に関する議論を要約して」といった指示も可能です。

情報を「探す・読む・まとめる」という、これまで人間にしかできなかった重労働をAIが肩代わりしてくれます。

PDF、Googleドキュメント、音声(MP3/WAV)、Webサイトなど、NotebookLMに取り込み可能な多様なデータ形式と容量の解説図。
対応ソース形式最大数経理での具体的な活用イメージ
PDF50ファイル経理規定、税務調査報告書、複雑な契約書、税制改正大綱
音声ファイル50ファイル経営会議の録音、監査法人との定例ミーティング、研修音声
WebサイトURL50件国税庁のタックスアンサー、ASBJ(企業会計基準委員会)の公表資料
Googleドキュメント50ファイル社内FAQ、稟議書テンプレート、仕訳マニュアル

個人用アカウントの利用制限と料金プランの確認

気になる料金についてですが、NotebookLMは多くのGoogle Workspaceエディションにおいて、追加費用なしで利用可能なツールとして提供が進んでいます(Business Starter以上など)。

もしあなたの会社ですでにGoogle Workspaceを導入しているなら、IT管理者が設定をオンにするだけで、今すぐセキュアな環境で使い始めることができます。

無料の個人アカウントでも機能自体は体験できますが、ビジネスで活用するならセキュリティ面からWorkspace版一択かなと思います。

まずは管理部門に「NotebookLMが有効になっているか」を確認してみるのがスムーズです。

最新の対応状況については、公式サイト(出典:Google Workspace 公式セキュリティページ)などの一次情報をチェックすることをおすすめします。

料金や利用可能なエディションは随時更新される可能性があります。導入を検討する際は、Googleの公式ドキュメントで最新の利用規約を確認してください。

実務を効率化するNotebookLMと経理の活用術

メリットが分かったところで、次は「具体的にどう使うか」という実践的な話に移りましょう。

私が実際に試してみて、これは経理の皆さんの助けになる!と確信した活用シーンをご紹介します。

契約書チェックや仕訳判断の具体的な活用事例

経理の現場で特に神経を使うのが、契約書の確認作業です。

収益認識のタイミングや支払サイト、あるいは契約解除時の財務的ペナルティなど、数十ページに及ぶ契約書から必要な情報を探し出すのは一苦労ですよね。

そんな時、契約書のPDFをNotebookLMにアップロードして、こう聞いてみてください。「この契約書に基づき、検収条件と支払期日を箇条書きで抽出して。該当する条項番号も教えて」。

AIは瞬時に答えを出し、さらにその根拠となる条項へ案内してくれます。

また、自社の勘定科目一覧表を読み込ませておけば、迷いやすい支出についても「弊社の規定では、このケースは交際費ではなく会議費として処理すべきです」といった、自社ルールに100%準拠した回答を得ることが可能です。

契約書の検収条件抽出や、1人5,000円以下の飲食が会議費か交際費かをNotebookLMで判断する具体的なやり取りの例。

監査対応を迅速にするプロンプト作成のコツ

四半期決算や年次監査の時期、監査法人から「前期と比較して修繕費が急増している理由は?」といった質問を受けたことはありませんか。

過去の稟議書や修理計画書をひっくり返して理由を探すのは、本当に時間がかかる作業です。

あらかじめその期の重要書類をNotebookLMにまとめておけば、対応は驚くほど早くなります。プロンプトのコツは、AIに明確な役割を与えることです。

「あなたはベテランの公認会計士で、経理部長のアシスタントです。添付の稟議書群から、下半期の修繕費増加に寄与した大規模案件を3つ挙げ、それぞれの実施理由と金額を要約してください。

監査人への説明用資料としてまとめます。」 このように指示することで、論理的で説得力のあるドラフトが数秒で手に入ります。

AIにベテラン公認会計士の役割を与え、稟議書から修繕費増加の理由を分析させて報告書ドラフトを作成するプロンプトの例。

決算分析の定性コメント作成を自動化する方法

数字の差異分析において、数値のズレ自体はシステムで算出できますが、その「背景」を言語化するのは依然として手作業。各部署から送られてくるバラバラなフォーマットの報告メールや日報を読み解くのは、かなりの負担ですよね。

そこで、各部門の報告書を一つのノートブックに集約しましょう。

「今月の営業外費用が増加した定性的な要因を、各支店の月報から抜き出して分析して」と指示すれば、複数の資料を串刺しにして共通するキーワードや特異な事象をあぶり出してくれます。

バラバラだった情報が一つの物語としてまとまる感覚は、一度体験すると手放せなくなるかもしれません。経営層向けのサマリー作成時間が、これまでの半分以下になる可能性も十分にありますよ。

苦手な計算をミスなく運用するための注意点

ここで、経理として絶対に忘れてはいけない注意点があります。NotebookLMは非常に優れた「読解・要約ツール」ですが、「計算」はそれほど得意ではありません

これはNotebookLMに限らず、多くの生成AIに共通する弱点です。

「1,000円の請求書が10枚ある」という記述から、合計を「11,000円」と間違えてしまうような、人間からすれば信じられないような計算ミス(ハルシネーション)をすることがあります。

したがって、「計算や集計はExcelや会計システムで行い、AIにはその結果の『分析』や『文章化』を任せる」という役割分担を徹底してください。

AIに計算をさせて、その結果をそのまま決算書に載せるような使い方は絶対に避けてくださいね。

納税額の計算や、1円単位の整合性が求められる作業にAIを直接使うのは危険です。AIの回答に数字が含まれる場合は、必ず電卓やExcelで検算するプロセスを業務フローに組み込みましょう。

AIに計算を任せず、読解や分析に特化させる「鉄則:計算はExcel、文章はAI」の考え方を示す解説図。

チームで知見を共有するノートブックの管理術

NotebookLMは個人の効率化だけでなく、チーム全体の「集合知」を育てるのにも最適です。作成したノートブックは、Googleドライブのファイルのように他のメンバーに共有できます。

特におすすめなのが「メモ機能」の活用です。AIとのチャットで得られた有益な回答や、特筆すべき判断基準をメモとして保存(ピン留め)しておけば、チームメンバー全員がその知見を閲覧できるようになります。

これにより、ベテラン社員の頭の中にしかなかった「暗黙知」が、誰でもアクセス可能な「形式知」へと変わっていきます。新入社員にとっても、過去のやり取りや規定が詰まったノートブックは、最強の教育ツールになるはずです。

運用のためのフォルダ分けイメージ

  • 全社共通規定集:全社員が閲覧でき、精算のルールをいつでもAIに聞ける。
  • 202X年度 監査プロジェクト:経理チームのみがアクセスし、監査法人との質疑応答履歴を蓄積。
  • 税務トピックス研究:最新の税制改正資料を入れ、影響範囲をディスカッションする。
ベテランの知見をノートブックやメモで蓄積し、新人やチームメンバーで活用するナレッジシェアの仕組みとフォルダ構成例。

業務を革新するNotebookLMと経理の未来

検索や一次回答作成をAIに任せ、人間がデータの読み解きや経営支援といったクリエイティブな業務にシフトする未来の経理イメージ。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。notebooklm 経理というキーワードでたどり着いた皆さんは、きっと現状の業務をより良くしたいという熱意をお持ちなのだと思います。

AIが情報の検索や要約、一次回答の作成を引き受けてくれるようになれば、経理担当者の価値は「正確に記録する」ことから、「データを読み解き、経営の舵取りを支える」ことへとシフトしていくはずです。

もちろん、AIは完璧な魔法の杖ではありません。最終的な数字の責任を持つのは私たち人間ですし、複雑な税務判断には専門家の知見が欠かせません。

でも、NotebookLMのようなツールを味方につけることで、これまで事務作業に埋もれていた時間を、よりクリエイティブな仕事に充てられるようになるのは間違いありません。

まずは身近なマニュアルを一つアップロードして、AIに話しかけてみるところから始めてみませんか。SkillStack Labでも、こうしたAI活用の最新情報を引き続き発信していきますので、一緒にスキルを積み上げていきましょう!

AIの活用にあたっては、自社の情報セキュリティポリシーを遵守し、機密情報の取り扱いには細心の注意を払ってください。また、税務申告や法的義務に関わる最終的な判断は、必ず税理士や公認会計士などの専門家にご相談ください。

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