最新AIも、不変のExcelも。中小企業のバックオフィスで「本当に使える方法」を実務から検証します。
SkillStack Lab運営者の「スタック」です。
私は現在、地方の中小企業で経理・総務・人事・財務・業務改善などに関わる管理部門の責任者を務めています。
キャリアの原点は社内SE・情シスです。システム運用や社内からの問い合わせ対応など、ITを「導入する側」だけではなく、「実際に現場で使い続ける側」の仕事にも携わってきました。
現在は管理職として組織や業務全体を見る一方、自分でもExcel、VBA、Power Query、Python、ChatGPT、Geminiなどを使い、日々の業務改善を試しています。
このサイトで目指しているのは、最新ツールを追いかけることではありません。
「中小企業の限られた人数・予算・時間の中で、本当に仕事を楽にできる方法は何か」を、実務目線で整理して届けることです。
最終更新:2026年8月19日
- 現在:地方中小企業の管理部門長
- 前職・経験:社内SE・情シス業務
- 管理領域:経理・総務・人事・財務・業務改善など
- 実務ツール:Excel、VBA、Power Query、Python、生成AI
- 生成AI:ChatGPT、Geminiなどを業務改善に活用
- 発信テーマ:生成AI、Excel・VBA、Python、SaaS、バックオフィスDX
元社内SEから管理部門長へ
私のキャリアの原点は、社内の情報システムを支える仕事でした。
システムを導入したり、トラブルへ対応したり、社員から「動かない」「使い方が分からない」と相談を受けたりする中で、技術だけでは業務改善が成功しないことを何度も経験してきました。
どれだけ高機能なシステムを導入しても、現場の業務に合っていなければ使われません。
反対に、Excelの簡単な仕組みでも、現場の困りごとに正しく合っていれば大きな改善につながることがあります。
現在は管理部門の立場から、ITだけでなく、経理・総務・人事・財務、業務フロー、組織運営まで含めて考えるようになりました。
この「ITを導入する側」と「業務を運営する側」の両方を経験していることが、SkillStack Labの記事を書くうえでの土台になっています。
実務で取り組んできた業務改善
SkillStack Labでは、単に「このツールは便利です」と紹介するだけではなく、自分の業務で実際に使った方法については、その結果もできる限り具体的に共有しています。
例えば、これまでに次のような改善を行ってきました。
| 業務 | 使用した方法 | 私の環境での変化 |
|---|---|---|
| 10以上の部署から集まるExcelデータの月次集計 | Power Query | 約4時間 → 約5分 |
| 規程・ガイドラインなどの文書作成 | ChatGPTによる構成・下書き支援 | 数日かけていた作業で、初稿作成が約30分まで短縮したケースあり |
| 大量CSVの加工・分割 | Python・pandas | 手作業で処理していたデータを数秒で処理 |
| 会議後の議事録整理 | 文字起こし+生成AI | 60分会議の整理を5〜10分程度で行えるケースあり |
| Excel関数・データクレンジング | Excel+生成AI | 数時間かかる作業を10分程度まで短縮したケースあり |
もちろん、これらは私の業務環境での結果です。
データ量、PC環境、元の業務フロー、担当者のスキルによって効果は変わるため、同じ時間短縮をすべての方へ保証するものではありません。
それでも、実際の業務を「何となく便利になった」で終わらせず、できるだけ時間・手順・保守性まで含めて比較することを大切にしています。
私が得意とする5つの領域
1.Excel・VBA・Power Queryによる業務自動化
中小企業のバックオフィスでは、現在もExcelが業務の中心になっているケースが多くあります。
私は、Excel関数だけでなく、VBAやPower Queryまで含めて、仕事内容に合う方法を選ぶことを重視しています。
「AIがあるからVBAは不要」「新しいSaaSへ移行すればすべて解決」とは考えていません。
Excelで十分ならExcelを使い、繰り返し処理ならPower QueryやVBAを使い、データ量や処理内容によってPythonまで広げます。
具体的な使い分けは、ExcelをAIで自動化する方法でも詳しく解説しています。
2.生成AIを使ったバックオフィス改善
ChatGPTやGeminiは、メールを書くためだけのツールではありません。
文章の下書き、規程やマニュアルの整理、会議内容の要約、Excel関数やコード作成の補助、調査項目の整理など、管理部門にも使える場面が数多くあります。
一方で、人事評価、法務、税務、支払い、機密情報を含む処理など、AIへ最終判断を任せるべきではない業務もあります。
私が重視しているのは、AIを導入すること自体ではなく、「AIに任せる工程」と「人が責任を持つ工程」を分けることです。
3.Pythonを使ったデータ処理・業務効率化
Excelでは扱いにくい大量データやCSV処理では、Pythonを使うことがあります。
ただし、バックオフィス担当者全員がPythonを学ぶべきだとは考えていません。
ExcelやPower Queryで十分な仕事にまでPythonを持ち込むと、逆に保守できる人が減り、業務が属人化する場合があります。
「何を学ぶか」よりも、「何を解決するために学ぶのか」から判断することが大切です。
4.SaaS・業務システムの選定
勤怠管理、問い合わせ管理、経費精算、フォーム、ナレッジ管理など、バックオフィス向けSaaSも多く調査しています。
ここでも「機能が多い=良いサービス」とは判断しません。
月額料金、現在の業務との相性、既存システムとの連携、導入後の保守、担当者の異動・退職時にも運用できるかまで見て判断します。
5.非エンジニアのデジタルスキル習得
私自身も、すべてのITスキルを最初から持っていたわけではありません。
業務で必要になったExcel、VBA、Python、生成AIなどを、その都度「仕事で使う」という目的から学んできました。
そのためSkillStack Labでは、資格取得や高度な技術そのものをゴールにせず、非エンジニアが仕事で使える状態になることを重視しています。
私がツールやスクールを評価するときの基準
SkillStack Labには、AIツールやSaaSだけでなく、UdemyやPython・生成AIスクールなど、費用が発生するサービスの記事もあります。
そこで私が特に意識しているのが、「高機能だからおすすめ」「有料だからおすすめ」にしないことです。
| 確認すること | 判断の考え方 |
|---|---|
| 本当に必要か | 無料・Excel・既存ツールで解決できないか先に確認する |
| 費用 | 月額料金だけでなく導入・学習・保守にかかる時間も見る |
| 難易度 | 導入担当者だけでなく実際に使う社員が運用できるかを見る |
| 保守性 | 作った本人がいなくても業務を継続できるか確認する |
| セキュリティ | 扱う情報と利用環境に合った管理ができるか確認する |
| 学習サービス | 独学で十分な人に高額なスクールを勧めない |
新しい技術を使うことよりも、会社と現場にとって無理なく続けられる方法を選ぶことを優先しています。
SkillStack Labを作った理由
このサイトのテーマは、「最新AIも、不変のExcelも。明日から使えるデジタル資産を積み上げる」ことです。
生成AIが急速に進化しても、会社の仕事が翌日からすべてAIへ置き換わるわけではありません。
現実の職場には、Excel、紙、メール、既存システム、昔からの業務ルールが残っています。
だから私は、最新AIだけを追うのではなく、Excel関数、VBA、Power Query、Python、SaaSまで含め、その仕事に一番合う手段を選べることが大切だと考えています。
管理部門は、単に会社を守るための「コスト部門」ではありません。
業務を標準化し、正確な情報を経営へ届け、社員が本来の仕事へ集中できる環境を作れば、会社全体の生産性を支える戦略部門になれます。
SkillStack Labは、そのための方法を一つずつ検証し、再利用できる「デジタル資産」として残していく場所です。
記事を書くときに守っていること
私自身の経験を記事へ反映する一方、すべての記事が実体験だけで書かれているわけではありません。
実際に使ったサービスについては体験を記載し、未利用のサービスについては公式情報や公開情報を調査した記事として区別します。
- 体験していないことを体験談として書かない
- 料金・仕様・制度などは公式情報を優先して確認する
- メリットだけでなくデメリット・向いていない人も記載する
- 広告報酬だけを理由にサービスを高く評価しない
- 生成AIを記事制作に使っても、最終確認と掲載判断は運営者が行う
記事制作の詳しいルールや、参照する一次情報、広告・アフィリエイトの扱いについては、SkillStack Labの情報源・編集方針で公開しています。
運営者・実務事例の情報公開について
当サイトでは「スタック」という運営者名で情報を発信しています。
記事で実務経験を紹介する際は、勤務先、社員、取引先などを特定できる情報は掲載せず、業務内容の本質が伝わる範囲に置き換えて紹介します。
また、具体的な数値を掲載する場合も、自分の環境で実際に確認した結果と、一般的な効果を混同しないようにしています。
記事内容について誤りや古い情報を見つけた場合は、お問い合わせページからお知らせいただければ、内容を確認します。
こんな方にSkillStack Labを読んでほしい
- Excelの手作業を減らしたい事務・経理・総務・人事担当者
- 生成AIを仕事に使いたいが、何から始めればよいか分からない人
- 社内DXを任されたものの、IT専任者が少なく困っている人
- 新しいSaaSを導入すべきか、Excelを改善すべきか迷っている人
- PythonやVBAをどこまで学べば仕事に役立つのか知りたい人
- 限られた人数でも回るバックオフィスを作りたい管理職・担当者
この中に一つでも当てはまるものがあれば、SkillStack Labの記事が何か一つでも業務改善のきっかけになれば嬉しく思います。
まず読んでほしい記事
「AIやデジタルツールを使ってバックオフィスを改善したいが、どこから手を付ければよいか分からない」という方は、まず次の記事から読んでみてください。
私が現在の管理部門という立場から考えている、業務の棚卸し、AIを使う順番、セキュリティ、全社展開までの基本的な考え方をまとめています。
\ バックオフィス改善の全体像から確認 /