SkillStack Lab 運営者の「スタック」です。
Notionを使ってプロジェクトやタスクを管理していると、全体のうちどれくらいが終わっているのかを視覚的に把握したくなりますよね。
Notionの進捗率を可視化する方法は、以前は少し複雑な数式が必要でしたが、今のアップデートされた機能なら驚くほど簡単にバーの出し方を設定できるようになっています。
チェックボックスにチェックを入れるだけでバーが伸びたり、ステータスを完了にするだけで自動で計算されたりと、工夫次第で活用の幅はどんどん広がります。
この記事では、Notionの進捗率を思い通りに表示させるための基本的な設定から、関数やロールアップを使った自動化のテクニックまで、私が実際に使って便利だと感じたノウハウを詳しくお話ししますね。

- Notionの数値プロパティで進捗バーやリングを表示する最短の手順
- チェックボックスやステータスと連動して進捗率を自動計算する仕組み
- リレーションとロールアップを使って親子タスクの進捗を同期する方法
- 関数2.0を活用したデザインのカスタマイズとエラーへの対処法
効率的なNotionの進捗率管理とバーの出し方
Notionでタスクの進み具合を見える化すると、仕事のモチベーションが全然違ってきます。
まずは、特別な知識がなくてもすぐに始められる、標準機能を使った進捗バーの作り方から深掘りしていきましょう。これができるようになるだけで、データベースの使い勝手が劇的に良くなりますよ。

チェックボックスによるNotionの進捗率の計算
まずは、最も手軽に始められるチェックボックスを使った管理です。タスクごとにチェックボックスを用意して、終わったらクリックする。このシンプルな操作を進捗率として集計することができます。
Notionの内部では、チェックボックスがオンの状態を「1」、オフの状態を「0」として扱っています。
この性質を利用して、例えば5つのタスクがある場合、それらを合計して5で割ることで「0.2(20%)」といった数値を算出できるわけです。
小規模なプロジェクトや、ルーチンワークのリストなど、項目が固定されている場合に非常に有効な手段ですね。わざわざステータスを動かすまでもないような、細かなタスクの積み上げを確認するのに私はよく使っています。

チェックボックスを合計する際は、数式プロパティで各チェックボックスを足し合わせ、全体の数で割るのが基本です。シンプルですが、視覚的に進捗がわかるだけで達成感が違います。
数値プロパティでの進捗率とバーの出し方
「数値を入力するだけで自動的にバーにしたい」というときは、数値プロパティの表示設定を変更するのが一番簡単です。2022年のアップデート以降、Notionでは数値プロパティを簡単にバー(Bar)形式に変更できるようになりました。
設定方法は、数値プロパティの「プロパティを編集」から「表示方法」を「バー」に切り替えるだけです。ここで大事なのが「分割数」の設定です。
デフォルトでは100になっていますが、例えば「目標読書数」が30冊なら分割数を30に設定することで、現在の入力値に基づいた正確な進捗が表示されます。
バーの色も豊富に選べるので、プロジェクトのカラーに合わせてカスタマイズすると、データベースを見るのが少し楽しくなりますね。

プログレスバーの色は、青、緑、オレンジなどNotionのパレットから自由に変更可能です。重要度やカテゴリーによって色分けするのもおすすめですよ。
数値プロパティでバーを表示する際のステップ
- データベースに「数値」プロパティを追加する
- 数値プロパティをクリックして「プロパティを編集」を選択
- 「表示方法」をデフォルトの「数値」から「バー」に変更する
- 「分割数」に目標値を入力し、必要に応じて「数値を表示」のオンオフを切り替える
リング表示を活用したNotionの進捗率の可視化
バー表示と並んで人気なのがリング(Ring)表示です。
円形のグラフが時計回りに塗りつぶされていくスタイルで、ダッシュボードのように限られたスペースで進捗を示したいときに非常に重宝します。
リング表示のメリットは、なんといってもその視覚的なインパクトです。
達成率(KPI)を表示する際、バーよりも「充足感」を感じやすい気がします。また、モバイル版のNotionでデータベースを見たとき、横長のバーよりもリングの方が収まりがよく、一目で進捗を把握しやすいという特徴もあります。
私は、年間の貯金目標や、スキルの習得率など、長期的な目標を管理するページでよくリング表示を使っていますね。
ステータス管理とNotionの進捗率を連動させる
普段、タスクを「未着手」「進行中」「完了」といったステータスで管理している方も多いですよね。
このステータスの変更を進捗率に反映させることも可能です。ステータスは「文脈」を表現できるので、単なる数値よりも状況が伝わりやすいのが魅力です。
例えば、関数を使って「ステータスが『完了』なら進捗100%、『進行中』なら50%」といった具合にルールを決めます。
こうすることで、わざわざ数値を手入力しなくても、タスクの状態を動かすだけで全体の進捗バーが勝手に伸びてくれます。チームで動いている場合、「誰がどこまで進めたか」を共有するのにこれほど便利なものはありません。

ステータスごとに細かく進捗を定義したい場合(例:レビュー待ち=80%など)は、後述する関数2.0を使うとより柔軟に設定できますよ。
リレーションとロールアップでの進捗率自動化
プロジェクトが複雑になってきたときに威力を発揮するのが、リレーションとロールアップの組み合わせです。これは、別のデータベースにある情報を引っ張ってきて集計する機能です。
典型的な使い方は、「プロジェクトDB」と「タスクDB」を分ける構成です。プロジェクトDBにロールアッププロパティを作成し、紐付いているタスクDBの「完了チェックボックス」を参照します。
集計方法を「チェックありの割合(Percent checked)」に設定すれば、個々のタスクが終わるたびに、親であるプロジェクトの進捗バーが自動で更新される仕組みが完成します。
手動で進捗率を書き換える手間が一切なくなるので、管理のストレスが激減しますよ。

| 項目 | リレーション | ロールアップ |
|---|---|---|
| 役割 | 2つのデータベースを繋ぐパイプ役 | 繋がった先からデータを集めて計算する役 |
| 進捗管理での用途 | 親プロジェクトに子タスクを紐付ける | 子タスクの完了率を計算してバーで表示する |
| 設定のポイント | 「双方向リレーション」をオンにすると便利 | 集計方法で「パーセント」を選ぶのを忘れずに |
関数や自動化でNotionの進捗率を高度に運用する
ここからは、標準機能だけでは満足できない方向けの少し踏み込んだカスタマイズについてお話しします。
Notionの計算能力を最大限に引き出すことで、よりプロフェッショナルな管理体制を築くことができます。私も最初は苦手意識がありましたが、仕組みがわかるとパズルのようで面白い分野です。
関数2.0によるNotionの進捗率の高度な装飾
2023年に登場した関数2.0(Formulas 2.0)は、進捗管理の自由度を劇的に高めてくれました。
最大の変化は、ドット記法(プロパティ.関数)を使って、プログラムを書くように直感的に記述できるようになったことです。
関数2.0を使えば、単にバーを表示するだけでなく、条件に応じて表示するテキストやアイコンを出し分けることができます。
例えば、「進捗が0%なら💤、50%以上なら🚀、100%なら✅」といった表示を一つのプロパティで実現できます。さらに、style() 関数を使えば、進捗率の数字を太字にしたり、特定の色で強調したりすることも可能です。
自分だけの使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を作れるのが、Notionを触っていて一番楽しい瞬間かもしれません。

関数2.0での記述例(イメージ)
リレーション先の「タスク」データベースから完了したものをフィルタリングし、その件数を全体の件数で割るという処理が、これまでよりずっと短いコードで書けるようになっています。
これにより、データベースが重くなるのを防ぎつつ、高度な集計が可能になりました。
オートメーションでNotionの進捗率を更新する
「ステータスが変わったときに特定のプロパティも連動させたい」というニーズに応えるのがデータベース・オートメーションです。
これは「もし〜したら、〜する」という自動処理を設定できる機能です。
進捗管理での活用例としては、「すべてのチェックボックスが埋まったら、自動的にプロジェクトのステータスを『完了』に変更する」といったものがあります。
これにより、入力漏れやステータスの更新忘れを防ぐことができます。ただし、オートメーションは複雑に作りすぎると予期せぬ挙動をすることもあるので、まずはシンプルなものから試していくのがコツですね。
オートメーションの実行には、プランによって回数制限がある場合があります。また、実行されるまでにわずかなタイムラグが生じることもあるので、即時性を求める計算には関数を使う方が無難です。
サブアイテムでNotionの進捗率を親子同期する
一つのデータベース内でタスクを階層化できるサブアイテム機能も、進捗管理には欠かせません。大きなタスク(親)を小さなタスク(子)に分解し、それぞれの進捗を親に集約させる構成です。
この場合、データベース内で自分自身を参照するリレーション設定(自己参照リレーション)を使います。
親タスク側で「サブアイテムの進捗率」をロールアップするように設定すれば、子タスクが埋まっていくのと連動して、親タスクの進捗バーがじわじわと伸びていきます。
プロジェクトの全体像と細部の進捗を同時に把握できるので、タスクの管理漏れが格段に減るはずですよ。

Notionの進捗率で発生するエラーの回避策
進捗管理を自作していると、必ずと言っていいほど遭遇するのが計算エラーです。
特に多いのが、分母がゼロになったときに発生するエラー(0除算)ですね。タスクがまだ一つも登録されていないプロジェクトなどでよく見かけます。
このエラーを回避するには、数式の最初で「もしタスクが空なら(あるいは0なら)、0を返す」という例外処理を加えておくのが一般的です。
empty() 関数や if() 関数をうまく使いこなすのがポイントですね。また、計算結果が「33.3333…%」と細かくなりすぎる場合は、round() 関数を使って小数点以下を整えると、見た目がスッキリします。
四捨五入して整数にするなら round(数値) ですが、小数点第1位まで出したいなら round(数値 * 10) / 10 と記述します。ちょっとしたコツで見栄えがグッと良くなりますよ。

進捗バーを綺麗に保つためのチェックリスト
- 分母が0になる可能性を考慮して数式を組んでいるか
- 不要な小数点が表示されてバーのデザインを崩していないか
- リレーション先のデータが正しく紐付けられているか
- 表示方法が「バー」や「リング」に正しく設定されているか
成果を出すNotionの進捗率システムの構築まとめ

今回は、Notionの進捗率をテーマに、基本的なバーの出し方から高度な自動化までご紹介してきました。
Notionの魅力は、自分の成長やプロジェクトの進捗に合わせて、管理システムをどんどん進化させていけるところにあると私は思っています。
まずは標準機能のバー設定から試してみて、慣れてきたらリレーションや関数を使って「自分専用の管理ツール」を作り上げてみてください。
なお、Notionの進捗バー機能は2022年8月のアップデートで大幅に強化されました(出典:Notion公式サイト「ステータスプロパティでタスクの進捗を可視化する」)。
機能は日々進化しているため、最新の正確な情報は公式サイトを確認するようにしてくださいね。
最終的な構築や運用はご自身の判断で行っていただければと思いますが、この記事があなたの仕事の効率化に少しでも役立てば嬉しいです!
