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現在のNotionには、会議を録音して文字起こし・要約する「AIミーティングノート」機能があります。
オンライン会議ではNotionのデスクトップアプリを使うと、マイクとパソコンのシステム音声を取り込み、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの会話を文字起こしできます。
iPhone・AndroidのNotionアプリでも録音できますが、基本的にスマートフォンのマイクが拾った音だけが対象です。同じスマートフォンで通話しながら、イヤホンで聞いている相手の声を録音する用途には向きません。
なお、キーボードのマイクを使う「音声入力」と、会議の音声を保存・文字起こしする「AIミーティングノート」は別の機能です。
この記事では、Notionで録音を始める方法、対応端末、料金プラン、既存音声ファイルの文字起こし、録音できない場合の対処、専用AIレコーダーとの違いまで整理します。
- Notionで録音・文字起こし・議事録を作る方法
- PC・ブラウザ・iPhone・Androidの対応範囲
- 無料プランと有料プランでできることの違い
- Notionと専用AIレコーダーの使い分け
結論|Notionは録音から議事録作成まで対応している
NotionのAIミーティングノートでは、会議終了後に次の情報を同じNotionページへ残せます。
- 会議音声の文字起こし
- 会議内容の要約
- 重要な決定事項
- 次に行う対応事項
- 文字起こし部分を参照できる引用
作成された議事録は、そのままNotionのページやデータベースで管理できます。会議記録を別の文字起こしサービスからコピーしてNotionへ移す必要がない点が特徴です。
| 利用環境 | 取得できる音声 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| デスクトップアプリ | マイクとシステム音声 | Zoom・Meet・Teamsなどのオンライン会議 |
| Webブラウザ | 基本的にマイク音声のみ | 対面会議や自分の音声メモ |
| iPhone・Androidアプリ | スマートフォンのマイク音声 | 対面会議や別端末から音が出る会議 |
| 既存の音声ファイル | AAC・M4A・MP3・WAV | 過去の会議やボイスメモの文字起こし |
オンライン会議の録音を中心に使うならデスクトップアプリ、対面会議を手軽に録音するならモバイルアプリという使い分けが基本です。
Notionの音声入力と録音機能の違い
Notionで音声を扱う方法には、大きく分けて3種類あります。
| 方法 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| スマートフォンやPCの音声入力 | 話した内容をその場で文字として入力 | 録音保存、複数話者の識別、会議要約 |
| 通常のオーディオブロック | 音声ファイルの保存・再生 | 自動文字起こしや議事録生成 |
| AIミーティングノート | 録音、文字起こし、要約、対応事項の抽出 | 対象外プランでの継続利用 |
音声入力は短いアイデアメモに向く
iPhoneの音声入力やAndroidのGboardを使えば、Notionページへ直接文章を入力できます。
思いついたアイデア、簡単な日報、タスクの追加など、1人で短い文章を残す用途には便利です。
ただし、音声入力は音声ファイルを保存する録音機能ではありません。複数人の会議を後から聞き直したり、会議全体をAIで要約したりする場合は、AIミーティングノートを使います。
NotionのAIミーティングノートを利用できるプラン
AIミーティングノートを継続して利用するには、原則として次のいずれかが必要です。
- Notionビジネスプラン
- Notionエンタープライズプラン
- Notion AIを含む対象のモバイルサブスクリプション
フリープランとプラスプランでは、Notion AIを試用できる場合がありますが、継続利用を前提としたプランではありません。
無料体験の表示、期間、利用できるAI機能は、アカウントや時期によって異なる場合があります。契約前には、Notion公式の料金プランと、自分のワークスペースに表示される条件を確認してください。
AIミーティングノートには、1ユーザーあたり1日10時間の利用上限があります。長時間の会議が続く組織では、利用時間も管理しましょう。
PC版Notionで会議を録音する手順
オンライン会議を録音する場合は、Notionのデスクトップアプリを使用する方法が適しています。
デスクトップアプリでは、自分のマイク音声だけでなく、パソコン上で再生される相手側の音声も取得できます。
- Notionのデスクトップアプリを起動します。
- 会議記録を保存するページを開きます。
- ページ内で「/meet」と入力します。
- 「AIミーティングノート」を選択します。
- 会議の参加者へ録音・文字起こしの同意を得ます。
- 「文字起こしを開始」を選択します。
- 会議終了後に「停止」を選択します。
録音を停止すると、文字起こしをもとに要約が作成されます。要約を生成するには、目安として約1分以上、300文字以上の文字起こしが必要です。
オンライン会議では権限設定が必要
他の参加者の音声を取り込むため、Notionにはマイク、システム音声、画面収録などの権限が必要です。
MacではmacOS 13以降とNotionデスクトップアプリ4.7.0以降、Windowsでは最新のデスクトップアプリが利用条件として案内されています。
初回利用時に権限を拒否した場合は、OSのプライバシー設定からNotionのマイクや画面収録権限を有効にしてください。
Zoom・Google Meet・Teamsにも対応できる
AIミーティングノートは、特定の会議サービスへボットを参加させる方式ではありません。
Notionのデスクトップアプリがマイクとシステム音声を取得するため、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど、使用する会議サービスを問わず利用できます。
ただし、ブラウザ版Notionではシステム音声を直接取得できません。ヘッドフォンを使用していると相手側の声が文字起こしされないため、オンライン会議にはデスクトップアプリを使いましょう。
iPhone・AndroidでNotionの録音を使う方法
NotionのモバイルアプリでもAIミーティングノートを利用できます。
- Notionアプリで録音を保存するページを開きます。
- ページへAIミーティングノートを追加します。
- 参加者の同意を得ます。
- 文字起こしを開始します。
- スマートフォンを参加者の声が聞こえる位置へ置きます。
- 会議終了後に停止します。
モバイル版は対面会議に向く
モバイル版が文字起こしできるのは、スマートフォンのマイクが拾った音です。
同じスマートフォンでオンライン会議へ参加し、イヤホンで相手の声を聞いている場合、Notionは相手側の音声を取得できません。
モバイル版は、対面会議、インタビュー、講義、自分のボイスメモなどに向いています。オンライン会議の場合は、パソコンから音を出し、別のスマートフォンで録音する方法もありますが、周囲の雑音を拾いやすくなります。
録音済みの音声ファイルをNotionで文字起こしする
過去にスマートフォンやICレコーダーで録音した音声も、AIミーティングノートへアップロードして文字起こし・要約できます。
- AIミーティングノートブロックがあるページを開きます。
- ブロック上部の設定アイコンを選択します。
- 「音声をアップロード」を選択します。
- 端末から対象の音声ファイルを選択します。
対応形式は、AAC、M4A、MP3、WAVです。MOV、MP4、Loomファイルは、AIミーティングノートへの音声アップロードには対応していません。
動画しかない場合は、録音者の権利や社内ルールを確認したうえで、対応する音声形式へ変換してから利用します。
Notionの通常ファイルアップロードとの違い
Notionには、通常のオーディオブロックとしてMP3やWAVを保存する機能もあります。
通常のファイルアップロード上限は、フリープランが1ファイル5MBまで、有料プランが1ファイル約5GBまでです。
ただし、通常のオーディオブロックへ音声を置いただけで、AIミーティングノートと同じ文字起こし・議事録作成が実行されるわけではありません。
| 保存方法 | 音声の再生 | 文字起こし・要約 |
|---|---|---|
| 通常のオーディオブロック | 可能 | 自動では実行されない |
| 外部サービスの埋め込み | 埋め込み先の条件による | Notion側では自動処理されない |
| AIミーティングノートへの音声アップロード | 機能の範囲内で処理 | 文字起こしと要約を作成 |
GoogleドライブやYouTubeのリンクを埋め込んでも、それだけでNotion AIが音声を文字起こしするわけではない点に注意してください。
ファイルの対応形式とアップロード条件は、Notion公式の画像・ファイル・メディアに関する説明で確認できます。
AIミーティングノートで作成できる議事録
録音を停止すると、Notion AIが文字起こしと、会議の内容に応じた要約を作成します。
要約の形式は、会議の種類に合わせて変更できます。
- チームミーティング
- 定例会議・スタンドアップ
- 営業商談
- 1対1の面談
- 独自の要約指示
会議前に議題や確認したい項目を「ノート」欄へ記入しておくと、その情報も要約を作る際の文脈として使われます。
話者ラベルには利用環境による差がある
Notionは話者が切り替わったことを検出し、文字起こしを新しい行へ分けます。
デスクトップアプリで行うオンラインの1対1会議では、カレンダー情報などをもとに話者名を付けられる場合があります。
一方で、複数人が1台のマイクを共有する対面会議、グループ会議、ブラウザ・モバイルアプリでは、話者ラベルの精度が限られます。また、話者ラベル機能は現在英語が中心です。
日本語の文字起こしと要約にも対応
AIミーティングノートは日本語の文字起こし・要約に対応しています。
ただし、人名、商品名、社内用語、略語、複数人が同時に話した部分などは誤認識される可能性があります。AIが作成した議事録は、そのまま確定せず、会議参加者や担当者が確認しましょう。
文字起こしの精度を上げる方法
文字起こしの精度は、AIモデルだけでなく、録音される音声の状態にも左右されます。
- マイクを参加者から離しすぎない
- 複数人が同時に話さない
- エアコンやキーボードなどの雑音を減らす
- オンライン会議ではデスクトップアプリを使う
- 固有名詞や略語は会議後に修正する
- 重要な決定事項は人が原音と照合する

オンライン会議では、内蔵マイクでも利用できますが、周囲の雑音が多い場合はヘッドセットや外付けマイクも選択肢になります。
録音した議事録をNotionデータベースで管理する
議事録をNotionへ保存するメリットは、文字起こしが終わった後の情報を、他のページや業務データと関連付けられることです。
会議記録をデータベース化する場合は、次のプロパティが使いやすくなります。
- 会議名
- 開催日
- 参加者
- 関連部署・プロジェクト
- 決定事項
- 対応事項
- 担当者
- 期限
- 確認状況

記録を残すだけでなく、対応事項をタスクデータベースへ関連付けると、議事録が読まれないまま放置される状態を防ぎやすくなります。
ただし、AIの要約だけを検索対象にすると、重要な発言が省略される可能性があります。判断の根拠が必要な場合は、文字起こしや原音も確認できる運用にしましょう。
Notionで録音できない場合の確認項目
「/meet」が表示されない、相手の声が文字起こしされない場合は、次の項目を確認します。
- 対象プランか:ビジネス、エンタープライズ、対象のモバイル契約か確認します。
- アプリが古くないか:デスクトップアプリを最新版へ更新します。
- OSが対応しているか:MacはmacOS 13以降が必要です。
- 権限が許可されているか:マイク、システム音声、画面収録を確認します。
- ブラウザ版を使っていないか:オンライン会議はデスクトップアプリへ切り替えます。
- モバイルでイヤホンを使用していないか:同じ端末の相手側音声は取得できません。
- オフラインではないか:AIミーティングノートはオフラインでは利用できません。
- 管理者が無効化していないか:ワークスペース管理者へ確認します。
- 1日の利用上限へ達していないか:1ユーザー10時間が目安です。
録音時間が短すぎると、要約が作られないことがあります。文字起こしが約300文字、録音時間が約1分を超えているかも確認してください。
録音前に参加者の同意を得る
会議を録音・文字起こしするときは、開始前に参加者へ目的を伝え、同意を得てください。
Notionには、参加者へ録音を知らせる同意メッセージを表示・読み上げる機能があります。
- 録音・文字起こしを行うこと
- 利用する第三者サービスがNotionであること
- 記録した情報を何に利用するか
- 誰と共有するか
- いつまで保存するか
途中から参加者が増えた場合も、追加参加者へ説明して同意を得ることが推奨されています。
顧客情報、人事面談、採用面接、医療・健康情報、経営会議などを扱う場合は、Notionの機能だけでなく、自社の情報管理規程、契約、法令、保存場所、アクセス権限も確認してください。
詳しい仕様は、Notion公式のAIミーティングノートと、Notion AIのセキュリティ・プライバシー情報で確認できます。
Notionの録音と専用AIレコーダーの使い分け
NotionのAIミーティングノートは、会議記録をそのままNotionワークスペースへ保存したい場合に向いています。
一方、外出先での対面商談、電話、インタビュー、移動中のボイスメモなど、パソコンを開かずに確実に録音したい場合は、専用のAIレコーダーが選択肢になります。
| 比較項目 | Notion AIミーティングノート | 専用AIレコーダー |
|---|---|---|
| オンライン会議 | デスクトップアプリと相性がよい | 製品や連携方法による |
| 対面会議 | PC・スマホのマイクで録音 | 録音専用のマイクで対応 |
| 電話の録音 | スマホ単体では対応しにくい | 電話録音対応製品がある |
| 録音開始 | Notionページを開いて操作 | 物理ボタンですぐ開始できる製品がある |
| 議事録の保存先 | Notionワークスペース | 専用アプリから共有・書き出し |
| 費用 | 対象のNotionプランが必要 | 端末代とAIプランを確認 |
会議の大半がZoomやTeamsで、普段からNotionを使っているなら、まずAIミーティングノートを試す方法があります。
対面会議や電話が多く、スマートフォンを操作せずに録音したい場合は、PlaudのようなAIレコーダーも候補です。Plaud Noteは対面会議と電話録音に対応し、録音内容の文字起こしや要約を行えます。
- 対面会議や外出先での録音が多い
- 電話の内容も記録したい
- 録音開始までの操作を減らしたい
- スマートフォンの電池や通知に左右されたくない
端末の種類、価格、無料文字起こし枠、有料プラン、電話録音の条件は変更される場合があります。購入前に公式ページで現在の条件を確認してください。
Notionの録音に関するFAQ
Notionだけで録音できますか?
対象プランでAIミーティングノートを利用すれば、Notion内で録音、文字起こし、要約、対応事項の抽出まで行えます。
Notionの録音機能は無料ですか?
継続利用には原則としてビジネスまたはエンタープライズプランが必要です。無料体験が表示される場合もありますが、対象アカウントや期間は契約画面で確認してください。
iPhoneやAndroidでも録音できますか?
モバイルアプリでも利用できます。ただし、スマートフォンのマイクが拾った音だけが対象で、同じ端末で再生される通話相手の音声は取得できません。
ZoomやGoogle Meetの相手の声も録音できますか?
デスクトップアプリでシステム音声と画面収録の権限を許可すれば、相手側の音声も文字起こしできます。ブラウザ版ではシステム音声を直接取得できません。
録音済みの音声を文字起こしできますか?
AIミーティングノートの設定から、AAC、M4A、MP3、WAV形式の音声をアップロードできます。MOV、MP4、Loomファイルは対象外です。
Notionの録音時間に上限はありますか?
AIミーティングノートには、1ユーザーあたり1日10時間の利用上限があります。
日本語でも文字起こしできますか?
日本語の文字起こしと要約に対応しています。ただし、話者名のラベル付けは英語が中心で、日本語の人名や社内用語は確認・修正が必要になる場合があります。
録音データはNotionに保存されますか?
文字起こしと要約はNotionページに保存されます。ローカルへの音声保存は初期状態では無効で、ワークスペース管理者が有効にした場合、録音者の端末に直近の音声を保存できます。処理時の音声データの扱いはNotion公式のプライバシー情報を確認してください。
参加者に知らせず録音してもよいですか?
録音・文字起こしを始める前に、参加者へ目的と利用サービスを伝え、同意を得てください。会社で利用する場合は、社内規程や契約、関係する法令も確認します。
まとめ|Notionの録音は利用端末に合わせて使い分ける

NotionのAIミーティングノートを使えば、録音から文字起こし、要約、対応事項の抽出までを同じページで行えます。
- オンライン会議はデスクトップアプリを使う
- 対面会議はPC・ブラウザ・モバイルでも録音できる
- モバイルは同じ端末の通話音声を取得できない
- 既存のAAC・M4A・MP3・WAVも文字起こしできる
- 継続利用には対象の有料プランが必要
- 録音前に参加者の同意を得る
会議記録をNotionで管理している組織には、AIミーティングノートが使いやすい選択肢です。
対面会議や電話を頻繁に録音する場合は、録音専用端末も含めて、録音場所、利用人数、情報管理ルールから判断しましょう。
