こんにちは、SkillStack Lab運営者のスタックです。
「勤怠管理アプリを個人でも無料で使いたい」「数人のスタッフしかいないので、毎月料金を払うほどではない」と考えていませんか。
結論から言うと、少人数なら、無料で始められるクラウド勤怠管理システムがあります。
たとえばHRMOS勤怠は、登録人数30名以下なら勤怠管理機能を無料で利用できます。
ただし、「無料だから十分」とは限りません。データの保存期間、シフト、休暇管理、給与計算との連携、サポート、GPSなど、必要な機能によっては有料プランや別製品の方が向いています。
また、フリーランスが自分の作業時間を記録することと、従業員を雇う事業者が勤怠を管理することは、目的が異なります。
この記事では、元情シス・現役管理部門長の視点から、個人・小規模事業者が無料の勤怠管理アプリを選ぶ方法、無料プランで確認したい制限、Excel管理から移行する判断基準まで解説します。

- 自分だけの作業時間を測る:勤怠システムよりタイムトラッカーでもよい
- 30名以下で基本的な勤怠管理:HRMOS勤怠の無料プランが候補
- 直行直帰・外勤・日報・交通費:Relix勤怠なども比較する
- 複雑なシフト・給与連携・複数拠点:無料だけに限定せず比較する
- Excel集計に毎月時間がかかる:料金より削減できる作業時間で判断する
この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます
特定の有料製品を前提にはせず、無料プランで十分なケース、有料システムを比較した方がよいケースの両方を整理します。
料金、無料プラン、無料期間、機能、契約条件は変更される可能性があります。本記事は2026年8月15日時点で確認できる公開情報をもとにしています。導入前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
個人の無料勤怠管理アプリは目的によって選び方が違う
最初に整理したいのが、「個人で使う」の意味です。
自分一人の作業時間を記録したいフリーランスと、スタッフを雇用している個人事業主では、必要な機能が大きく異なります。
| 利用目的 | 必要な機能 | 第一候補 |
|---|---|---|
| 自分の作業時間を知りたい | 案件別の時間計測、レポート | タイムトラッカー |
| スタッフの出退勤を記録したい | 打刻、修正、集計、管理者確認 | 勤怠管理システム |
| シフトも管理したい | 希望回収、シフト作成、共有 | シフト対応の勤怠システム |
| 給与計算まで効率化したい | 給与ソフトへのAPI・CSV連携 | 連携対応の勤怠システム |
| 直行直帰が多い | スマホ打刻、位置情報など | GPS対応のクラウド勤怠 |
フリーランス一人なら勤怠管理システムにこだわらなくてよい
自分一人で働いているフリーランスが、「この案件に何時間使ったか」を把握したいだけなら、従業員向けの勤怠管理システムを導入する必要はありません。
必要なのは、案件ごとの開始・終了時刻や作業時間を記録できるタイムトラッキング機能です。
反対に、アルバイトやパートを一人でも雇用しているなら、単なる自分用の時間記録とは分けて考えましょう。
従業員の勤務については、始業・終業、休憩、時間外労働などを適切に把握し、給与計算や労務管理へつなげる必要があります。
スタッフを雇うなら無料でも「勤怠管理システム」を選ぶ
店舗や小規模事業所でスタッフの勤怠を管理するなら、単純なストップウォッチアプリではなく、管理者が勤務状況を確認できる勤怠管理システムを選びましょう。
厚生労働省のガイドラインでは、使用者は労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を確認・記録し、原則として現認またはタイムカード、ICカード、パソコン使用記録などの客観的記録を基礎に確認する考え方が示されています。
厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」
Excelで勤怠を管理すること自体が直ちに違法になるわけではありません。重要なのは、実際の労働時間を適切に確認・記録し、修正経緯や必要な記録を管理できる状態にすることです。
Excelを続けるか迷っている場合は、勤怠管理をExcelで続ける限界と7つの移行サインも先に確認してください。
30名以下ならHRMOS勤怠を無料で利用できる
「数名しかいないので、まず無料で始めたい」という小規模事業者が現在比較しやすいのがHRMOS勤怠です。
HRMOS勤怠は、登録人数が30名以下なら勤怠管理機能を無料で利用できます。
最低利用人数や最低利用料金も設定されていないため、少人数から試しやすいのが特徴です。

| 項目 | 無料プランで確認したい内容 |
|---|---|
| 利用人数 | 30名以下 |
| 打刻 | 基本的な打刻機能を利用可能 |
| 日次勤怠 | 管理・承認に対応 |
| CSV | 入出力可能。ただし無料プランは出力頻度に制限あり |
| データ保存 | 無料プランは1年 |
| 広告 | 無料プランは表示あり |
| 給与計算 | 勤怠単体では行わず、給与ソフトへAPI・CSVで連携 |
打刻、日次勤怠、CSV入出力、勤怠アラート、勤怠エラーレポートなどの基本機能が案内されているため、「無料=ただ出勤ボタンを押せるだけ」というわけではありません。
GPSを利用した位置情報取得など、不正打刻対策として利用できる機能も案内されています。
無料プランはデータ保存1年に注意する
無料で使えるからといって、そのまま何年間も放置してよいわけではありません。
HRMOS勤怠の無料プランでは、現在データ保存期間が1年と案内されています。
一方、労働関係の重要な記録については、労働基準法上の保存期間が原則5年に延長され、経過措置として当分の間は3年とされています。
そのため、無料プランだけを記録保管庫にせず、必要な勤怠データをCSVなどで出力し、自社の保存ルールに従って保管する運用も決めてください。
「無料で使えるか」だけで選ばないでください。
データ保存、休暇、シフト、給与連携、問い合わせサポートなど、実際の運用に必要な機能まで無料範囲に入っているかを確認することが重要です。
無料の勤怠管理アプリを選ぶ7つのポイント
無料プランを比較するときは、料金だけでなく次の7項目を確認しましょう。
1.スタッフ全員が打刻できるか
スタッフ個人のスマートフォンを使う場合は、iPhone・Androidの両方に対応しているか、Webブラウザから利用できるかを確認します。
アプリのインストールを必須にするのか、店舗に共用端末を置くのかも先に決めておきましょう。
個人スマートフォンを業務に使用してもらう場合は、通信費、端末を持っていないスタッフへの対応、紛失時の扱いなども決めておくと運用しやすくなります。
2.打刻修正と承認の流れを確認する
スマホ打刻を始めると、必ず発生するのが打刻忘れや押し間違いです。
重要なのは、間違えないことだけではありません。
本人が修正申請し、管理者が確認して承認するなど、誰がどのように修正するかを決められるか確認してください。
スタック勤怠システムを選ぶときは、正常に打刻できる日より「打刻を忘れた日をどう直すか」を試した方が、実際の使いやすさが分かります。
3.シフト管理が無料範囲に含まれるか
飲食店、小売店、介護、サービス業などでは、打刻だけでなくシフト管理も重要です。
次のような機能が必要か確認しましょう。
- スタッフから希望シフトを回収する
- 管理者がシフトを作成する
- 確定シフトをスマホで共有する
- 欠員やヘルプ勤務へ対応する
- 予定と実績を比較する
同じ製品でも、シフト機能がオプション料金になっていることがあります。
4.給与計算ソフトへどう渡すか確認する
勤怠管理をデジタル化しても、月末に全員分をExcelへ手入力して給与計算しているなら、改善効果は小さくなります。
確認したいのは、勤怠システム自体に給与計算機能があるかではなく、現在使っている給与ソフトへどのようにデータを渡せるかです。
| 連携方法 | 特徴 |
|---|---|
| API連携 | 対応製品同士で勤怠データを連携しやすい |
| CSV連携 | CSVを出力し、給与ソフトへ取り込む |
| 手入力 | 少人数なら可能だが、人数と項目が増えるほど負担になる |
CSV連携の場合も、出力したファイルがそのまま給与ソフトへ取り込めるとは限りません。
列名、時間の形式、残業区分、休暇区分などが一致するか、実際の月次データで確認してください。
5.データ保存と出力条件を確認する
無料プランでは、保存期間やCSV出力回数に制限が設定されることがあります。
最低限、次の点を確認しましょう。
- 何年間データを保存できるか
- CSVで一括出力できるか
- 退職者のデータを残せるか
- 有料プランを解約した後のデータをどう扱うか
- 自社でバックアップを残せるか
6.GPSなど位置情報の使い方を決める
直行直帰や複数現場で働くスタッフがいる場合は、打刻時の位置情報を取得できる製品が候補になります。
ただし、GPS機能があるからといって無条件に使えばよいわけではありません。
何のために取得するのか、どのタイミングで取得するのか、誰が閲覧できるのかなど、従業員へ説明できる運用ルールも決めてください。
7.無料プランのサポート範囲を確認する
無料プランでは、個別問い合わせや導入支援が制限される場合があります。
自社で初期設定できるなら問題ありませんが、変形労働時間制、夜勤、複数拠点など勤務ルールが複雑な会社では、サポートを利用できる有料プランの方が結果的に導入しやすい場合があります。
無料勤怠アプリでもExcel集計が残る3つの原因
無料のクラウド勤怠を導入しても、自動的にすべてのExcel作業がなくなるわけではありません。
給与ソフトとデータ形式が合っていない
最も起こりやすいのが、勤怠システムからCSVを出力したものの、そのまま給与ソフトへ取り込めないケースです。
毎月CSVを開き、列を削除し、並び替え、時間表記を変更してから取り込んでいるなら、Excelでの中間加工が残っています。
無料プランをテストするときは、「スマホで打刻できた」で終わらず、給与計算へ渡すところまで確認してください。
例外処理がシステム化されていない
実際の勤怠では、通常の出勤・退勤以外にもさまざまな例外が発生します。
- 打刻忘れ
- 遅刻・早退
- 有給休暇
- 休日出勤
- 直行直帰
- 日をまたぐ勤務
- シフト変更
これらをシステム外のExcelやLINEで補うと、結局データが分散します。
LINEで出退勤報告をしている場合は、LINE勤怠管理で起こる集計・履歴管理の問題も確認してください。
無料にこだわって人件費を見落としている
月額料金0円でも、毎月2時間かけてCSVを加工し、打刻漏れを確認し、給与データへ転記しているなら、その作業には人件費が発生しています。
一方、月額数千円のシステムでも月次作業を大幅に削減できるなら、トータルでは安くなる場合があります。
「無料か有料か」ではなく、「毎月いくらの管理コストが残るか」で比較することが重要です。
無料プランでは足りない場合はRelix勤怠も候補
30名以下で基本的な勤怠管理から始めるなら、期間制限のない無料プランを持つHRMOS勤怠は有力な候補です。
一方、直行直帰や外勤が多く、勤怠と一緒にGPS、シフト、日報、交通費なども管理したい場合は、Relix勤怠も比較できます。
Relix勤怠は完全無料のサービスではありませんが、現在は登録月とその翌月を無料で利用できます。
公式料金例では10アカウント月額3,000円、30アカウント月額8,500円で、いずれも税別です。
| 比較 | HRMOS勤怠 | Relix勤怠 |
|---|---|---|
| 無料利用 | 30名以下は無料プランあり | 登録月+翌月 |
| 向く会社 | 少人数で基本勤怠から始めたい | 直行直帰・外勤が多い |
| GPS | 位置情報取得に対応 | 位置情報取得に対応 |
| 給与 | API・CSV等で連携 | CSV出力を利用 |
| 注意点 | 無料プランの機能・保存制限を確認 | 無料期間終了後は有料 |
Relix勤怠の料金、無料期間、向いている会社は、Relix勤怠の料金・無料期間・機能を解説した記事で詳しく整理しています。
\ 登録月と翌月を無料で確認 /
Relix勤怠は期間制限のない無料プランではありません。無料期間は登録した月とその翌月です。料金・無料条件・機能は変更される可能性があるため、登録前に遷移先の公式画面で最新情報を確認してください。
個人・小規模事業者に合う勤怠管理方法を比較
どの方法が向いているかを、利用目的ごとに整理します。
| 状況 | 第一候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 自分一人の作業時間を記録 | タイムトラッカー | 従業員向け勤怠機能までは不要 |
| 1〜30名で基本的な勤怠管理 | HRMOS勤怠など | 無料プランから始められる |
| 直行直帰・外勤が多い | GPS対応クラウド勤怠 | 勤務場所も含めて確認しやすい |
| シフト勤務が多い | シフト機能の強い勤怠システム | 希望回収から確定までまとめやすい |
| 勤怠から給与まで連携したい | 給与連携を重視して比較 | 月末の転記・加工を減らしやすい |
| 複雑な勤務制度・複数拠点 | 有料製品も含めて比較 | 無料だけでは要件を満たさない場合がある |
勤怠管理システムは、無料かどうかだけでなく、勤務形態、例外処理、給与までの流れで選ぶ必要があります。
HRMOS勤怠、Relix勤怠、KING OF TIME、ジョブカン、freee、マネーフォワード、ジンジャーなどをまとめて比較したい方は、中小企業向け勤怠管理システムおすすめ7選へ進んでください。
無料プラン・無料トライアルで確認する6ステップ
サービスへ登録しただけでは、自社に合うか判断できません。
無料期間は、実際の勤務で次の順番まで確認しましょう。
- 少人数だけ登録する
最初から全従業員へ展開せず、管理者と数名で試します。 - 実際の端末で打刻する
iPhone、Android、PCなど現場で使う端末から試します。 - 打刻忘れを修正する
申請・承認が分かりやすいか確認します。 - 休日・残業・シフト変更も試す
通常勤務以外の例外処理を確認します。 - 月次締めを行う
勤務時間や残業時間が想定どおり集計されるか確認します。 - 給与処理までつなぐ
APIまたはCSVで現在の給与計算へ渡せるか確認します。
打刻できた時点でテストを終わらせないことが重要です。
勤怠管理で時間がかかるのは、毎日の打刻より月末締め、修正確認、給与データへの受け渡しです。最低でも1回の締め処理まで試しましょう。
勤怠管理アプリを個人・無料で使う際のよくある質問
まとめ|無料でも勤怠管理はできるが機能と運用で選ぶ
個人・小規模事業者でも、無料から勤怠管理を始めることはできます。
- 自分一人の作業時間ならタイムトラッカーでもよい
- スタッフを雇うなら勤怠管理システムを選ぶ
- HRMOS勤怠は30名以下なら無料プランが候補になる
- 無料プランの保存期間や機能制限を確認する
- 打刻だけでなく月次締めと給与連携まで試す
- 直行直帰や外勤が多いならGPS対応製品も比較する
- 月額料金だけでなく削減できる管理時間で判断する
無料で始められるかより、毎月の勤怠締めを担当者以外でも正確に回せるかを基準に選ぶことが重要です。
基本機能を無料で使いたい、外勤向けを探したい、給与まで連携したいなど、条件によって最適な製品は変わります。
次に、主要な勤怠管理システムを料金・無料利用・シフト・給与連携までまとめて比較してください。
\ 無料・料金・機能から選ぶ /








