【元情シスが断言】VBAはやめとけ!時代遅れな理由と代わりになる最強スキル「Python」

【元情シスが断言】VBAはやめとけ!時代遅れな理由と代わりになる最強スキル「Python」

SkillStack Lab(スキスタ) 運営者の「スタック」です。VBAをやめとけという言葉を耳にして、これから学習すべきか迷っている方や、現在社内で大量のVBAマクロの保守に限界を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は近年、VBAは時代遅れで意味ない、あるいはVBScriptの廃止による影響で将来性が低いとみなされ、新規での学習はやめとけと言われることが急増しています。

特にセキュリティの観点からマクロの利用を制限する企業も増えており、独学で時間をかけて習得しても転職市場での評価や年収アップに直結しにくいという厳しい現実があります。

一方で、VBAの代わりとなるPythonのような将来性が高い言語を習得し、コードの属人化を防ぎながら圧倒的な業務改善を実現する人が増えています。

この記事では、元情シス・管理部門長の視点から、VBAの構造的な限界と、次なるキャリアステップとしてPythonなどの代替スキルへ移行し、挫折せずに習得するための具体的なロードマップを徹底的に解説していきます。

この記事で分かること
  • VBAが現代のビジネス環境で非推奨とされている技術的およびセキュリティ的な理由
  • 既存のマクロ運用が抱える属人化やブラックボックス化の深刻な企業リスク
  • VBAの代わりとしてPythonを学ぶことで得られる圧倒的な業務効率化と市場価値
  • プログラミング初心者が挫折せずに新しいITスキルを習得するための効率的な手順
VBAのリスク(セキュリティ脆弱性、属人化、市場価値の伸び悩み)とPythonのメリット(大量データ高速処理、Excel統合、高い市場価値)を対比した画像
目次

元情シスがVBAはやめとけと断言する背景

ここでは、なぜ現在「VBAからの脱却」が急務とされているのか、システム管理者の視点から具体的な問題点を深掘りしていきますね。

単なる技術トレンドの変化だけでなく、企業が抱えるセキュリティリスクやシステム運用上の限界など、現場のリアルな実態を紐解いていきましょう。

セキュリティ面で非推奨とされる理由

サイバー攻撃の温床としてのVBA

私が情シス部門の責任者を務めていた際、日々の運用で最も警戒を強めていたのが、VBAマクロを経由したサイバー攻撃の脅威ですね。

プロのエンジニア層やセキュリティ担当者から「VBAはやめとけ」と強く警告される最大の要因は、この深刻なセキュリティリスクにあると言っても過言ではありません。

VBAはWindows OSのコア機能やローカルのファイルシステムに容易にアクセスできる強力な権限を持っているため、古くからEmotetなどのマルウェアやランサムウェアの主要な感染経路として、世界中で悪用され続けてきました。

1990年代からの古い設計のPCと、VBAマクロがサイバー攻撃の温床となり、MicrosoftによってMark of the Web(MOTW)で初期設定ブロックされる様子を描いた図

Microsoftによる「デフォルトブロック」の強硬策

この事態を重く見たMicrosoft社は近年、セキュリティ方針を抜本的に見直しました。

インターネットやメールの添付ファイル経由で入手したOfficeファイルに対し、「Mark of the Web(MOTW)」というゾーン識別子の属性を付与し、VBAマクロの実行をデフォルトでブロックする強硬策へと踏み切ったのです(出典:Microsoft Learn『インターネットからのマクロは、Office で既定でブロックされます』)。

現在では多くの企業が、トラストセンターのグループポリシー設定やIntuneを通じて、デジタル署名のない野良マクロの実行を社内全体で全面禁止する方向へシフトしています。

【管理部門としての本音】
現場の担当者が良かれと思って作った便利なマクロであっても、全社的なセキュリティポリシーの厳格化に伴い、ある日突然「ブロックされて動かなくなった」という問い合わせが殺到するケースが続出しています。組織全体のITインフラを守る観点からも、セキュリティリスクの高いVBAでの新規ツール開発は、もはや推奨できないのが実情かなと思います。

時代遅れな言語仕様と保守作業の壁

1990年代から進化が止まったアーキテクチャ

VBAの根幹となるアーキテクチャは1990年代の設計を引き継いでおり、現代のプログラミング言語が標準で備えている機能の多くが根本的に欠如しています。

たとえば、クラスの継承といった高度なオブジェクト指向プログラミングの概念が不完全であり、コードの再利用性が著しく低いんですね。

さらに、ソースコードのバージョン管理システム(GitやGitHubなど)との連携も極めて困難です。

これにより、複数人のチームで安全にコードを共有し、変更履歴を追いながら保守を行うという「モダンなシステム開発手法」が取れないという大きな壁が存在します。

VBScript廃止がもたらす「2027年問題」

さらに見過ごせないのが、IT業界で密かに懸念されている「2027年問題」と呼ばれるVBScriptの段階的廃止です。

実は、多くのVBAマクロは、ファイル操作やフォルダ制御を行う際、内部的にWindowsのVBScriptコンポーネント(FileSystemObjectなど)を呼び出しています。

MicrosoftはOSからこのVBScriptを将来的に完全に削除する方針を打ち出しており、2027年頃にはデフォルトで無効化される予定です。

この機能が削除されると、VBA本体は起動できても内部のファイル処理がエラーで止まる「ゾンビ化」のリスクが極めて高まります。

基盤となる技術が明確にレガシー化していく中で、あえて今から古い仕様に依存するシステムを作り続けるのは、個人的にも非常に危険かなと思います。

コードの属人化が招く企業の深刻なリスク

誰にも読めない「スパゲティコード」の量産

現場で日常的に使われているVBAツールには、「作った本人にしか中身が分からない」という属人化の問題が常につきまといます。

VBAは非エンジニアでも「マクロの記録」機能などで手軽に作れてしまう反面、エラー処理や可読性を無視したスパゲティコード(複雑に絡み合った読解困難なコード)が量産されやすい特性を持っています。

プログラミングの基礎知識を持たない担当者が、ネットから拾ってきたコードを継ぎ接ぎして作った巨大なマクロは、まさに時限爆弾のようなものです。

2027年予定のVBScript完全廃止によるマクロのエラー停止(ゾンビ化)と、開発者の退職・異動により誰も解読できない巨大マクロがブラックボックス化する経営リスクを解説した図

退職後に残される技術的負債

担当者が異動や退職をした途端、誰もメンテナンスできないブラックボックス(技術的負債)と化すトラブルを、私は過去の情シス経験の中で何度も目撃してきました。

「マクロを実行してエラーが出たら、業務が完全にストップしてしまう」という綱渡りのような運用をしている企業は決して珍しくありません。

最悪の場合、月次決算や重要なデータ集計のプロセスが数日遅れ、経営層の意思決定や業務全体に致命的な遅延をもたらすことになります。

企業にとって、属人化しやすいシステムへの依存は経営リスクそのものです。だからこそ、「個人のPCスキル」の延長にすぎないVBAの乱用は避けるべきなのです。

大量データ処理における致命的な限界

ビッグデータ時代の要件を満たせない

現代のビジネスシーンでは、数十万行、時には数百万行に及ぶビッグデータを扱うことが当たり前になっていますが、VBAはこの領域において完全に力不足です。

VBAは原則としてシングルスレッド(単一の処理経路)でしか動作しないため、近年のパソコンが持つマルチコアCPUの性能を活かしきれず、複数の処理を並行して行うマルチスレッド処理に対応していません。

そのため、巨大なデータセットの複雑な集計や、外部ファイルとの突き合わせ処理をVBAで実行しようとすると、処理が著しく遅延します。

頻繁にExcelのフリーズや、「メモリ不足です」という警告による強制終了を引き起こすんですね。

私自身、現場から「マクロを実行するとPCが1時間以上固まってしまい、他の仕事ができない」といった切実な相談を幾度となく受けてきました。

【データ処理の最適解】
大規模なデータを扱う場合、Excel特有の行数制限やメモリ制限に縛られないツールへの移行が不可欠です。詳しくはエクセル置換自動化の決定版!業務を劇的に効率化する最新手法も参考にしてみてください。Pythonなどの代替手段を使えば、処理スピードが劇的に改善され、業務のボトルネックが一気に解消されますよ。

VBAが大量データ非対応で集計時にフリーズする性能の限界と、事務職としての評価に留まりITエンジニアとしての市場価値が年収600万円の壁で頭打ちになるキャリアの壁を表現した図

キャリア形成における将来性の低さ

事務職としてはプラスだが、エンジニアとしては限界

「VBAを極めればITエンジニアとして年収が上がるのか?」という疑問に対しては、厳しいようですが「NO」と言わざるを得ません。

たしかに経理や営業事務といったバックオフィス部門の事務職としては、VBAを使って現場の泥臭い作業を自動化できる人材は重宝されますし、社内評価も高まりやすいでしょう。

しかし、ITエンジニアリングの観点や転職市場全体で見ると、VBA専門スキルの評価は、他のモダンなプログラミング言語に比べて圧倒的に劣後しています。

市場価値を高めるためのキャリア戦略

VBA単体では、クラウドアーキテクチャの設計や最新のWebシステム開発、API連携といった、高単価な「上流工程」の経験を積むことが難しく、給与レンジも600万円前後で頭打ちになりがちです。

自身のキャリアアップ(年収アップ)を本気で目指すのであれば、特定のデバイスや局所的な効率化しかできないVBAに固固執せず、より汎用性が高く市場価値の高いテクノロジーへスキルセットをシフトしていく必要があります。

変化の激しい時代だからこそ、将来を見据えた技術選定が重要になってくるかなと思います。

※本記事に記載している各スキルの年収傾向や市場価値に関する情報は、あくまで一般的な目安です。業界や個人のこれまでの業務経験、マネジメントスキルの有無により大きく変動するため、最終的なキャリアの方向性や適正年収については、IT領域に強い転職エージェント等の専門家にご相談されることをおすすめいたします。

VBAをやめとけと感じた人の次なる一手

VBAの限界と将来的なリスクを深く理解したところで、次に気になるのは「では、今の時代は一体何を学べば業務改善や自身のキャリアアップに繋がるのか」ということかなと思います。

ここからは、現場の自動化を強力に推進し、同時にあなた自身の市場価値を飛躍的に高めるための代替スキルと、その具体的な習得ステップについて解説していきますね。

VBAの代わりとなる最強のスキルとは

用途によって異なる代替ツール

VBAを置き換える手段としては、自動化したい業務の用途に応じていくつかの選択肢があります。

例えば、Microsoft 365環境内(TeamsやSharePointなど)での定型業務をクラウド上で連携・自動化するなら「Power Automate」が適しています。

また、Web版のExcelで簡単なセル操作を行うなら「Office Scripts」、現場主導での脱Excelやモバイル対応の案件管理を行うなら「kintone」などのSaaS導入が候補に挙がるでしょう。

代替ツール 得意な領域・メリット 弱点・デメリット
Power Automate クラウドサービス間の連携、承認フローの自動化。 複雑な計算論理の構築には不向き。
Office Scripts Web版Excelでの自動化。クラウドで即実行可能。 ローカルファイルへのアクセスができない。
Python 大量データ処理、AI開発、あらゆるシステムとの柔軟な連携。 初期の学習ハードルや環境構築がやや難しい。
処理速度、将来性、市場価値、保守・共有、セキュリティの5項目において、旧来のVBAと次世代のPythonの優劣を◯や×で比較した詳細なテーブル画像

普遍的な価値を持つ「Python」という選択

しかし、上記のツールは特定のプラットフォームに依存していたり、複雑な条件分岐の実装には不向きだったりするという弱点を持っています。

もしあなたが、「会社が変わっても、どんな環境でも通用する普遍的な技術」と「圧倒的な市場価値」の両方を手に入れたいと考えるなら、すべての選択肢の中で最強と言えるのが「Python(パイソン)」の習得です。

Pythonは単なる自動化のツールを超え、あなたのエンジニアとしてのキャリアを根本から変えるポテンシャルを秘めています。

圧倒的な業務改善を実現するPython

数秒で終わる高速処理と拡張性

Pythonは、昨今話題のAI(人工知能)開発から高度なデータ分析、Webアプリケーション開発までマルチにこなせる、現在世界で最も需要の高いプログラミング言語の一つです。

VBAでは画面がフリーズしながら数十分から数時間かかっていた数十万行のデータ集計処理も、Pythonの「pandas(パンダス)」といったデータ解析に特化した強力なライブラリを使えば、わずか数秒から数分で涼しい顔をして完了してしまいます。

Excelの操作画面にPythonが組み込まれ、pandas等による爆速処理、社内データベースや外部システムとの容易な連携、普遍的な価値をもたらす次世代標準スキルを説明したイメージ図

「Python in Excel」による新たなパラダイム

さらに近年、データ分析の現場に激震を走らせたのが、MicrosoftがExcelのセル内で直接Pythonスクリプトを実行できる「Python in Excel」という画期的な機能を実装したことです。

これにより、Excelの使い慣れたUIを維持したまま、バックグラウンドでPythonの強力な計算能力とクラウドサーバーの資源を活用できるようになりました。

また、Pythonは外部のAPI(SaaSツールや社内データベースなど)との連携も非常に得意です。社内の点在するシステムをシームレスに繋ぐ「次世代の業務改善のハブ」として、Pythonは圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれますよ。

初心者のプログラミング独学は非効率

独学の9割が挫折する残酷な現実

「よし、それなら今日からネットの無料記事やYouTubeの動画でPythonを独学しよう!」と意気込むのは素晴らしいことですが、ちょっと待ってください。

元情シスとして、そして何人もの学習者を見てきた経験から断言しますが、完全な未経験者が完全な独学でプログラミングを習得しようとすると、9割近い人が途中で挫折してしまいます。

Pythonの独学における挫折率が9割に達する理由として、環境構築の壁や英語のエラーメッセージ解除で消耗する残酷な現実を描いた図

真の壁は「環境構築」と「エラー解決」

なぜそんなに挫折率が高いのか。それは、プログラミング学習の最初の壁が「コードの書き方を覚えること」ではなく、「自分のパソコンに開発環境を構築すること」や「英語で表示される謎のエラーメッセージの解消」にあるからです。

独学の場合、環境構築でつまずいてしまったり、たった一つの全角スペースの混入といったスペルミスを見つけるために何時間も無駄にしたりと、本来の「自動化スキルの習得」とは関係のないところで過酷に消耗してしまいます。

時間をかけて間違ったクセをつけてしまうリスクも高いため、最初から体系化されたプロのカリキュラムに沿って学ぶのが、結果的に最も確実で効率的なルートなんですよね。

挫折を防ぐUdemyや専門スクール活用

動画学習プラットフォーム「Udemy」の圧倒的コスパ

貴重な時間とお金を無駄にしないためには、プロが監修した教材や、直接質問できる環境に投資することが一番の近道になります。

特におすすめなのが、世界最大級のオンライン学習プラットフォームであるUdemy(ユーデミー)の活用です。

Udemyには、Pythonの基礎構文からExcel・業務自動化に特化した実践的なコースまで、現場目線で作られた優良な動画教材が豊富に揃っています。

ここで元情シスとして強くおすすめしたいのが、単発で講座を購入するのではなく、Udemyの定額制プラン(Personal Plan)をフル活用することです。

VBAからPythonへ完全にスキルを移行するには、環境構築の基礎から始まり、基本構文、データ処理(pandas等)、API連携と、関連する複数のスキルを段階的に学ぶ必要があります。

これらを単発で1つずつバラバラに買うより、まとめて定額で学び放題にする方が圧倒的に高コスパなんですね。

さらに、将来的に自動化の仕組みを全社展開していくことを見据えるなら、外部のベンダーに丸投げする前に、まずは担当者であるあなた自身が定額プランで体系的に全体像をマスターしておくのが、企業にとっても個人にとっても一番安上がりで確実な投資になります。

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もちろん、「まずは特定の機能だけピンポイントで学びたい」という買い切り派の方は、頻繁に開催されるセール期間を狙うのが賢い選択です。

セールのタイミングやお得な買い方については、Udemyセールはいつ?2026年予想と最安値で買う裏技5選の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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プロのキャリアアドバイザーに現在の悩みを相談することで、自分が今何をすべきかのロードマップが明確になりますよ。

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まとめ:VBAはやめとけ!Pythonへ

「VBAはやめとけ」と言われる背景には、企業全体を脅かしかねないセキュリティの脆弱性、言語仕様の明確な陳腐化、2027年のVBScript廃止問題、そして何より「コードの属人化による技術的負債」という、無視できない深刻な理由が存在します。

ほんの少しのセル操作を個人の手元で自動化する程度であれば、今でもVBAは手軽で便利です。

しかし、会社全体の本格的な業務改善や、あなた自身のキャリアにおける市場価値向上(年収アップ)を本気で目指すのであれば、もはやVBAは最適解とは言えません。

これからの時代に求められるのは、より汎用的で強力な処理能力を持ち、世界中のあらゆる企業で需要が急増しているPythonのスキルです。

最初は「プログラミング言語」という響きに難しく感じるかもしれませんが、Udemyの定額プランや質の高い実践講座、そしてプログラミングスクールの充実したサポート環境を賢く活用することで、文系出身の非エンジニアやバックオフィス担当者でも十分に習得可能です。

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