こんにちは、SkillStack Labのスタックです。中小企業の管理部門を統括し、元情シスとしてExcel・VBA・Pythonを使った業務改善を考えてきました。
今回は、Windowsのファイル整理やPC管理に役立つPowerShellを、Udemyでどこから学ぶべきか整理します。
「PowerShellという名前は聞くけれど、黒い画面が難しそう」「共有フォルダの容量を調べたい」「ひとり情シスとしてWindows端末を管理したい」。そんな人が、講座の名前や評価だけで買って失敗しないための比較です。
結論:PowerShellの基礎と幅広い自動化を学ぶなら「速攻で効く・私のPowerShell講座」が候補です。
Windows Server・Active Directoryまで体系的に学ぶなら「WindowsServer管理の自動化入門」、共有ドライブの整理なら「Copilot×PowerShell」の実務講座が候補です。
目的が違うので、3本すべて買う必要はありません。
重要:私はここで紹介する3講座を実際に購入・受講したわけではありません。以下はUdemyの公開カリキュラムとMicrosoft公式資料に基づく比較であり、架空の受講感想や業務削減実績は記載していません。
※本記事には広告・プロモーションが含まれます。講座の内容・販売価格・最終更新・定額対象は変わります。情報確認日:2026年10月28日。購入直前にはUdemy公式画面で再確認してください。
- PowerShell講座3本の違いと、目的別の第一候補
- 事務職・ひとり情シス・Windows管理者に必要な学習範囲
- PowerShell 5.1と7、実行ポリシー、会社PCの権限で注意すること
- 買い切りと定額を比較し、最初の演習を安全に始める方法
結論|PowerShell講座は仕事で選ぶ
| いま解決したいこと | 候補 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| PowerShellの基本操作から学びたい | なっち工房「速攻で効く・私のPowerShell講座」 | SQL Serverなど自分に不要な範囲が多くないか |
| PC・サーバー・ADを管理したい | ITペンギンの隠れ家「WindowsServer管理の自動化入門」 | Windows Serverの演習環境と管理権限を用意できるか |
| 共有フォルダの容量・重複候補を整理したい | 「Copilot×PowerShell」共有ドライブ整理講座 | フォルダ整理に特化した内容で、一般的な文法全般ではない |
「一番評価が高い講座」より、受講後に何を一つ完成させたいかが重要です。総務ならフォルダ一覧のCSV化、経理なら月次ファイルの存在確認、ひとり情シスなら端末情報の取得など、仕事から逆算すると学習範囲を絞れます。
PowerShellは単に「Windowsの黒い画面」ではありません。コマンドの結果をオブジェクトとして扱い、条件で絞り、CSVに出力するなど、管理作業を繰り返し可能な手順へ変えられます。
ただし、扱える権限が強いため、初心者がいきなり削除・権限変更・サーバー操作をするのは避けましょう。
比較|3講座の公式カリキュラム
| 講座・講師 | 公開情報で確認できた中心内容 | 向く人 | 主な注意 |
|---|---|---|---|
| 速攻で効く・私のPowerShell講座 なっち工房 | 基本操作・業務自動化・SQL Server操作 | 文法の入口と幅広い活用例を知りたい人 | 実務で使う機能の深さはプレビューで確認 |
| WindowsServer管理の自動化入門 ITペンギンの隠れ家 | コマンドレット・オブジェクト・スクリプト・AD・リモート管理・DSC | Windows管理担当・ひとり情シス | Windows Server 2022/PowerShell 5.1中心の演習 |
| Copilot×PowerShell|共有ドライブ整理 | 容量ランキング・巨大ファイル・重複候補のCSV化・フォルダ設計 | 共有フォルダの整理を任された事務・総務担当 | 特定業務に絞った教材。削除事故防止を最優先 |
この表は「優秀な講座の順位」ではなく、公式ページで確認できた学習テーマの適合度です。講座の更新日は、確認できた表示では、なっち工房が2025年2月、ITペンギンの隠れ家が2026年8月です。更新が新しいほど自分に合うとは限りません。
また、共有ドライブ整理講座は、公式紹介でフォルダ容量の可視化や分類設計などの段階的な内容が示されていますが、すべてのPCで同じスクリプトが動く保証はありません。会社のアクセス権やネットワークドライブの構成が異なるからです。
初心者向け|なっち工房の講座
「速攻で効く・私のPowerShell講座」は、PowerShellで何ができるか、基本的な使い方、業務の自動化、SQL Serverの操作などを学習目標として掲げています。
最初からサーバー構築を目指すより、身近なWindows作業を自動化する可能性をつかみたい人にとって候補になります。
一方、SQL Serverをまったく使わない事務職なら、紹介される題材の一部が現在の仕事から離れるかもしれません。自分が学びたいファイル操作・条件分岐・CSV出力にどの程度時間を割いているかを購入前に目次とプレビューで確かめましょう。
最初の成果物を決めて受講する
たとえば毎月20ファイルを開いて更新日を確認しているなら、まず「フォルダ内のファイル名と更新日時を一覧にする」だけを目標にします。
複数フォルダを一括処理することや自動削除は後回しです。動くコードを覚えるより、対象フォルダと出力結果を自分で説明できることを優先してください。
PowerShellには `Get-ChildItem` のようにファイル情報を取得するコマンドがあります。ファイルを変更しない読み取り操作から始めると、どこまで自動化するか判断しやすくなります。
コマンドの仕様はMicrosoft公式リファレンスで確認できます。
ひとり情シス向け|Windows Server管理講座
「PowerShellを使いこなす! WindowsServer管理の自動化入門」は、ITペンギンの隠れ家による日本語講座です。
公式の公開カリキュラムには、基本文法、オブジェクトとパイプライン、サービスやイベントログ、Windows Server、Active Directory、リモートセッション、DSCなどが並びます。
Windowsの設定やユーザー管理を任される担当者なら、ファイル整理だけで終わらず、何を取得し、何を変更し、どの権限で実行するかまで学ぶ必要があります。その入口として学習範囲の広い講座を選ぶ理由があります。
ただし、Windows Serverを管理しない事務職には内容が広すぎる可能性があります。公開情報では演習にWindows 11、Windows Server 2022、PowerShell 5.1を使用する旨が示されています。
自分の職場のWindows環境やPowerShellの版と同じとは限りません。
サーバー操作は検証環境を先に用意
ADのユーザー作成やサービス停止、レジストリ変更、リモート実行は、誤操作の影響が大きい領域です。会社の本番サーバーで講座のコマンドをそのまま試さず、組織の許可を得た検証環境を使います。
権限が足りない場合に無断で管理者権限へ切り替えるのも避けてください。
管理部門の立場で重要なのは、スクリプトが動いたかだけではありません。誰が実行するか、失敗したら誰が復旧するか、ログはどこへ残すか、手順書は更新されるかまで決めることです。講座の範囲と会社で必要な運用設計は、切り分けて考えましょう。
共有ドライブ整理向け|Copilot×PowerShell
「Copilot×PowerShell|共有ドライブがパンパンで困っている人へ」は、共有フォルダの容量を可視化し、整理対象を判断するための実務に特化した講座です。
公式紹介では、容量ランキング・巨大ファイル・重複候補の抽出をCSVで確認し、残す・移動する・確認待ちに分ける設計が示されています。
この教材の価値は、PowerShellを万能に学ぶことよりも、削除を急がず現状を可視化するという仕事の進め方にあります。総務が共有ドライブの整理を任され、いきなりファイルを消すのは危険です。
所有者・保存義務・閲覧権限・バックアップを確認する前に削除しない手順が必要です。
Copilotがあるから安全、ではない
生成AIが作ったスクリプトは、意図と違うフォルダを対象にしたり、存在しないコマンドを提案したりすることがあります。コードの内容を理解できない場合、AIが生成したという理由だけで実行しないでください。
まず読み取り専用の一覧取得で動作を確認し、削除や移動を含む処理は別途承認・検証します。
また、OneDrive・Teams・SharePointの保存先は同じ「共有フォルダ」に見えても、権限や同期、ファイルの実体が異なります。
ネットワークドライブをローカルフォルダと同じ感覚で処理しないことが重要です。関連するSharePointとTeamsの違いも先に整理すると、移動先を決めやすくなります。
PowerShellとVBA・Python・Power Automateの違い
| 選択肢 | 得意な処理 | 先に選ぶケース |
|---|---|---|
| PowerShell | Windowsのファイル・サービス・端末情報・管理操作 | Windowsの繰り返し管理や一覧取得が中心 |
| Excel VBA | Excelブックのセル操作・帳票作成・印刷 | Excel画面やブックの操作が中心 |
| Python | CSV・データ加工・分析・外部APIなど | 複数形式のデータ処理や分析が中心 |
| Power Automate | クラウドサービス間の承認・通知・連携 | Microsoft 365の業務フローをつなぎたい |
どれか一つが万能ということはありません。
たとえば「Excelを開いて罫線や印刷範囲を整える」はVBA、「部署ごとのCSVを統合する」はPower QueryやPythonが候補です。
「共有フォルダの大きなファイルを一覧にする」ならPowerShellが候補です。
自動化の方法を先に決めると、後から保守できない仕組みになりがちです。Excel自動化の方法比較とPower Automate講座比較も参考に、操作対象と運用担当者で選びます。
会社PCで受講する前の安全確認
- 自分のPCがWindowsで、PowerShellを起動できるか
- 社内ポリシー上、スクリプト実行と教材ダウンロードが許可されるか
- 演習で触るフォルダは架空のテストデータか
- 管理者権限・サーバー・ADを必要とする演習があるか
- 実行前に対象・出力先・変更内容を説明できるか
WindowsにはWindows PowerShell 5.1が含まれる環境が多く、PowerShell 7は別にインストールする製品です。
Microsoft公式は、PowerShell 7がWindows PowerShell 5.1を置き換えず並行動作すること、モジュールによっては5.1が必要なことを案内しています。公式インストール案内で自分の環境を確認しましょう。
教材で使用する画面やコマンドが自分のPCと異なる場合があります。とくにPowerShell ISEやWindows Server向けの操作は、OSやPowerShellの版によって再現方法が変わります。
会社PCに新しいバージョンを勝手にインストールせず、情報システム担当者へ相談してください。
実行ポリシーを安易に変更しない
PowerShellのスクリプトが実行できないとき、ネット上では実行ポリシーを緩める方法が紹介されます。
しかしMicrosoftは、実行ポリシーは完全なセキュリティ境界ではなく、誤操作を抑える仕組みだと説明しています。
会社のグループポリシーが優先される場合もあります。
講座の画面に合わせるためだけに設定を変更しないでください。まず `Get-ExecutionPolicy -List` で状態を確認し、組織のルールに従います。詳しくはMicrosoft公式の実行ポリシー解説を参照してください。
最初に試す|削除しないファイル一覧
PowerShellの学習では、初日に大きな自動化を完成させる必要はありません。まず、テスト用フォルダに架空のファイルを数個置き、一覧を取得するだけで十分です。
以下は講座に収録されたコードではなく、Microsoftのコマンド仕様を参考にした独立した演習例です。
Get-ChildItem -LiteralPath 'C:\Test' -File | Select-Object Name,Length,LastWriteTime
これは `C:\Test` にあるファイルの名前、サイズ、更新日時を表示する読み取り処理です。対象のテストフォルダが存在しなければエラーになります。
自分で用意したフォルダに置き換え、会社の機密ファイルや共有ドライブを無断で走査しないでください。
結果を確認できたら、ファイル名の表示、更新日時による並べ替え、CSV出力へと一つずつ進みます。いきなり再帰検索やファイル移動、削除を加えず、対象件数が想定どおりか確かめるのが基本です。
4週間で学ぶ場合の進め方
| 週 | 学ぶこと | 自分で確かめる成果物 |
|---|---|---|
| 1週目 | 起動・ヘルプ・読み取りコマンド | テストフォルダのファイル一覧 |
| 2週目 | オブジェクト・絞り込み・並べ替え | 更新日やサイズで整理した一覧 |
| 3週目 | CSV出力・エラー確認・繰り返し | 架空データの確認レポート |
| 4週目 | 実務適用の可否と手順書作成 | 権限・対象・復旧手順を記した運用案 |
これは学習の順番を示す提案モデルであり、4週間で必ず習得できるという実績や保証ではありません。毎週どれだけ動画を見たかではなく、同じ結果を再現できるか、他の担当者へ説明できるかで進捗を判断します。
実務で試す場合も、最初は機密性のないダミーデータに限定します。部署共有のフォルダで試すなら、データの所有者、対象範囲、作業日時、ログの保存場所、復旧方法を先に決めてから承認を受けることが必要です。

Udemyの料金と定額対象の注意
Udemyの買い切り価格はセールやアカウント表示によって変わります。この記事では固定価格を記載しません。動画時間や評価点だけで決めず、プレビューで説明の分かりやすさと演習の前提環境を確認してください。
個人向け定額プランは、対象講座だけを契約中に受講できる仕組みです。今回紹介した3講座がすべて定額対象であるとは確認できていません。定額の対象表示・契約期間・解約条件は公式の購入画面で個別に確かめてください。
買い切り1本で目的が達成できるなら定額が必ず得とは限りません。複数分野を継続して学ぶなら定額が候補になります。判断の詳細はUdemyサブスク対象講座の見分け方とUdemyの料金比較で確認してください。
以下のボタンはUdemy個人向け定額プランの広告リンクです。3講座の個別購入リンクではなく、3講座が定額対象であることも保証しません。
よくある質問
まとめ|まず一つの仕事を安全に改善
PowerShellをUdemyで学ぶなら、基礎から広く学ぶのか、Windows Server管理まで必要なのか、共有フォルダ整理という具体的な課題を解きたいのかを最初に決めましょう。
目的が違う講座を「人気順」で比較しても、自分に必要な教材は選べません。
管理部門の立場で重視したいのは、作業を速くすること以上に、誰が実行しても対象が分かり、誤操作を防ぎ、結果を説明できる仕組みです。読み取りだけの小さな演習から始め、必要な機能が明確になってから次の講座を選んでください。
確認日:2026年10月28日。出典:Udemy「速攻で効く・私のPowerShell講座」、Udemy「WindowsServer管理の自動化入門」、Udemy「Copilot×PowerShell共有ドライブ整理」、Microsoft PowerShell公式資料。価格・対象講座・ソフトウェア仕様は変更される可能性があります。